宝くじ300万円の当選券をしまった金庫の暗証番号を忘れちゃった

予想外の出来事が起こると、人間、いつもはしないことをしてしまうものです。それも、嬉しい出来事だと舞い上がって、本当におかしなことをしてしまうものですよね。嬉しいことだと家族も嬉しくなりますから、一家でお祭り騒ぎ。バカですね。

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どんなバカをしてしまったかというと、祖父が宝くじ300万円の当選券をしまった金庫の暗証番号を忘れちゃったというバカです。祖父は昔から宝くじが好きでよく購入していましたが、当たったためしがありませんでした。だから夢の宝くじ。いつも連番とバラの10枚ずつだけですし、夢を買うためにお金を使っているんだと、家族は微笑ましくではないですが、生暖かい目で見守っていました。

金庫を開ける業者

ところが先日、学校から帰宅すると、祖父と母が大騒ぎをしているじゃありませんか。母はもう半笑い状態で、祖父が宝くじを当てたということを教えてくれ、祖父は泣きそうな顔で、怖くなって金庫にしまったが、そもそもそれは暗証番号を忘れてしまって以来、使っていない金庫だったと狼狽しています。それを聞かされた自分も、狂喜乱舞の大興奮で、姉にラインで連絡し、母が何度電話しても電話に出ない、パチンコに出掛けた父に、再度連絡したりしました。

姉と父が帰宅し、家族勢ぞろいしたところで家族会議です。祖父は金庫が開かない事に動揺し、そればかり気にしていますが、家族はそれより、当たった宝くじの賞金の使い道を空想したり、金庫を開ける業者を呼んだら、宝くじのことがバレるんじゃないかと、疑心暗鬼になったりしていました。今思えば、皆がみな、興奮状態でした。

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金庫が開かなければ当たりくじも取り出せないことから、結局鍵の専門業者を呼んで金庫を開けてもらったのですが、やっと出てきた宝くじは、3等の300万円が確かに当たっていました。業者を呼ぶのにお金がかかりましたが、300万に比べたら安いものでしたから、祖父の勘違いなどでなくて良かったです。